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レビュー感想
心を持つ機械人形を完成させる夢を持つ技師マキナ。
パートナーのリロと共に、その答えを探す旅に出る。
穏やかな雰囲気で彩られた、独自戦闘システムが光る短編RPG。
ちなみに本作は時間帯によってはダウンロードできないので注意。
恒例となりつつある、10年前のゲームを取り上げる旧作レビュー。
今回取り上げるのはドール、またはAIを題材にした物語。
現在では当たり前に作られるようになり、むしろ飽和してるジャンルだ。
一方で当時はまだAIの認識が今ほど広まってなくて、物語の題材になることも珍しかった。
そんな時期に作られたこともあって、今見ると細かいツッコミどころは色々あるかもしれない。
だけどそこは別にこのゲームの本質じゃない。
本作の売りは落ち着いた空気感を持つ物語と、短編ならでは独自戦闘システムという二段構えにあると思った。
実際どちらか一つでも欠けてたら、こうして記事にはしてなかったと思う。
具体的には物語は特別シナリオが良い訳じゃないんだけど、不思議と印象に残った。
本作の世界観はファンタジーで、個人的には最後まで関心が続かないジャンルだ。
だけど機械人形という独自設定が前面に押し出されてたおかげで、最後まで気が途切れずプレイできた。
一方で戦闘は独自性がありつつもシンプル。
短編RPGらしくパーティは固定の2人なんだけど、その中でも戦略性が求められる。
中でも行動に即して使えるギアリンクというシステムは、独自性があって面白かった。
難易度もそこまで高くなく、総じて短編RPGらしくほどよく熱中できた。
惜しい点としては、ラスボスの言動が微妙でもやもやしました。
AIに対する認識の古さも要因かもしれないけど、それを抜きにしても……。
もうワンクッション補足のストーリーがあったら、また違ったとは思います。
評価C 60点
コラム
明るいゲーム選手権の受賞予測は『エスターと希いの竜』。
この作者さんには一度でいいから3Dホラーを作ってほしいと思いました。